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ディスクレビュー
1曲のことを、1000字語る。 | andymori “16”
同じ「空」が、虚無と絶対美の両方になる andymoriの「16」を聴き返すたびに、まず惹きつけられるのが「空(そら)」の使い方だ。この曲には二種類の空が現れる。 空っぽの空のむこうにどこにもいけない彼女たち駅の改札を出たり入ったり 空がこんなに青すぎ... -
ディスクレビュー
1曲のことを、1000字語る。 | レトロマイガール!! “きみがいつまでも”
「いつまでも」の前と後で、世界が反転する レトロマイガール!!の「きみがいつまでも」を聴き終えたとき、タイトルの意味が完全にひっくり返っていることに気づく。 曲の前半・中盤を通して、「きみがいつまでも」というフレーズは何度も登場する。けれど... -
ディスクレビュー
1曲のことを、1000字語る。 | レトロマイガール!! “Blur”
「「Blur」——滲んでいたのは、視界か、二人の輪郭か レトロマイガール!!の「Blur」というタイトルは、聴き終えたあとに、複数の意味が同時に立ち上がる。 Blurとは、英語で「ぼやけ」「滲み」「不鮮明さ」を意味する言葉だ。涙で潤んだ視界がぼやけること... -
ディスクレビュー
1曲のことを、1000字語る。 | レトロマイガール!! “君の部屋”
「私だけが知ってる」が崩れていくまでの記録 レトロマイガール!!の「君の部屋」を歌詞カードの順に追っていくと、ある一つのフレーズが段階的に変質していくプロセスに気づく。 「私だけ 私だけが知ってる」(冒頭・自信)「私だけ 今は私だけ」(中盤・時間... -
発掘メモ
【発掘メモ】ときめきポメラニアン
京都発、世界を「ハッピー」で侵略する3匹の野心家――「ときめきポメラニアン」 「ときめきポメラニアン」。このふざけているようで愛らしいバンド名を目にした瞬間、あなたは既に彼女たちの術中にはまっています。 しかし、その音楽から聴こえてくるのは、... -
発掘メモ
【発掘メモ】43dB
「センチメンタル最前線」で鳴らす、甘く危険な中毒ポップ――「43dB」 バンド名にある「43dB(デシベル)」という音の大きさは、一般的には「図書館の中」や「静かな住宅地」程度の、決してうるさくはないレベルを指します。 しかし、このバンドが鳴らす音... -
発掘メモ
【発掘メモ】こがれ
「畳の匂い」がするロック。日本語の情緒を背負う3人の旅人――「こがれ」 デジタルサウンドや同期演奏が全盛の現代において、こがれの音楽は驚くほど「人間臭い」ものです。 彼らが鳴らすのは、くるりやフジファブリック、あるいは斉藤和義といった2000年代... -
発掘メモ
【発掘メモ】Ah ieba köh-iu.
ひねくれ者たちが奏でる、極上の「天邪鬼」ポップ――「Ah ieba köh-iu.」 「ああ言えば、こう言う」。 一般的には屁理屈や口答えを指すこの言葉をバンド名に冠した彼女ら。 しかし、その音楽から聴こえてくるのは、単なる反抗心だけではありません。それは... -
発掘メモ
【発掘メモ】kasane
大阪から放たれる純粋なる衝動と轟音――新世代ギターロックの旗手「kasane」 今、大阪のインディーズシーンで「本物の歌」を聴きたいなら、kasaneを避けて通ることはできないでしょう。 小細工なしのストレートなギターロックを武器に、驚異的なスピードで... -
先取り
【インタビュー】Qoonelu 1st Full Album『無駄を愛する』全曲解説 —— 生活に寄り添い、無駄さえも愛おしくなる傑作の裏側
生活の中に溶け込む音楽と、日常の機微を描く歌詞で注目を集めるバンド、Qoonelu(クウネル)。 彼らが待望の1stフルアルバム『無駄を愛する』をリリースした。「引き算の上手い音楽」を奏でる彼らのサウンドは、聴く者の日常に静かに、しかし確かに響く。...
